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京都の寺・東山・祇園

高台寺ガイド

高台寺
写真:イメージ(Wikimedia Commons。出典はこのサイトについて)

高台寺は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが、亡き夫を弔うために開いた寺である。境内の霊屋には秀吉とねねの木像が安置され、ねね自身もその床下に眠っている。蒔絵で飾られた霊屋、池を渡る臥龍廊、桃山時代の茶室が、戦国から江戸へ移る時代の美意識を伝える。

キョウチカの見立て

方丈から庭園、開山堂、霊屋、茶室へ進むと、ねねが残した寺の空間を順にたどれる。所要時間は60〜90分ほどを目安にし、共通拝観券がある圓徳院と組み合わせるのがよい。八坂の塔や二年坂も徒歩で回れる。

拝観・行き方

拝観・開館時間
通常9:00〜17:30、受付終了17:00。夜間特別拝観期間は22:00閉門、21:30受付終了
休み
無休。ただし法要等による一部堂宇の入堂制限あり
料金
大人800円、中高生400円、30名以上の団体700円。小学生以下は保護者同伴で免除。高台寺・圓徳院共通拝観券は大人1,200円
行き方
京阪本線「祇園四条」駅から徒歩約15分。市バス「東山安井」下車、徒歩約7分
住所
京都府京都市東山区高台寺下河原町526
最寄り駅
祇園四条駅

2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。

出典:高台寺 拝観案内、高台寺 2026年拝観料改定のお知らせ、京都市公式 京都観光Navi 高台寺

ポチ吉のうんちく

ねねは、なぜ秀吉のために東山に寺を建てたのか?

慶長11年(1606)、豊臣秀吉の正室だった北政所ねねは、亡き夫の菩提を弔うため高台寺を開創した。ねねは秀吉の死後に出家し、高台院湖月尼と号していた。寺の正式名は高台寿聖禅寺で、北政所が朝廷から賜った『高台院』の号にちなむ。寛永元年(1624)には建仁寺の三江紹益を開山として迎え、臨済宗の寺として整えられた。

寺の造営には徳川家康が多額の援助を行った。秀吉の妻が建立する寺を、豊臣家と政治的に対立する徳川家が支えたことは、この時代の複雑な関係を物語る。創建時の建物には開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台などがあり、現在も重要文化財として残る。

霊屋には秀吉とねねの木像が安置されている。ねねの木像の下は本人の墓所であり、須弥壇や厨子には金粉や金銀の平蒔絵を使った華麗な装飾が施されている。これが桃山美術を代表する『高台寺蒔絵』である。ねねは寛永元年(1624)に亡くなり、秀吉とともにこの地で祀られることになった。だから霊屋では、夫妻の像だけでなくその周囲の蒔絵装飾を見てほしい。

出典:高台寺 高台寺の歴史、京都市公式 京都観光Navi 高台寺、京都市公式 京都観光Navi 高台寺の歴史

昔、このあたりは

昔、このあたりは何だった?

東山の高台寺一帯は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて豊臣家ゆかりの土地となった。秀吉の死後、北政所ねねは大坂城を離れ、京都へ移り住む。慶長10年(1605)には伏見城から化粧御殿と庭園を移し、現在の圓徳院付近を生活の拠点とした。翌年に高台寺が開かれ、ねねの住まいと秀吉を弔う寺が東山の町に並ぶことになった。

現在の高台寺と圓徳院の間には、土産物店や飲食店が並ぶ『ねねの道』が通っている。この周辺は近世初頭には豊臣家の記憶を受け継ぐ宗教的・生活的な空間であり、現在の観光地とは異なる役割を持っていた。高台寺庭園に残る観月台や茶室には、伏見城に由来すると伝わる建物もある。だから東山を歩くときは、高台寺と圓徳院の位置関係を見てほしい。

出典:高台寺 高台寺の歴史、高台寺 圓徳院の歴史、京都市公式 京都観光Navi 高台寺

意外と知られていない見どころ

開山堂の天井
秀吉が使った御座船と、ねねが乗った御所車の部材が天井に使われている。夫妻の暮らしの品が寺の建築に姿を変えた。
霊屋の高台寺蒔絵
秀吉夫妻を祀る霊屋の厨子や須弥壇に施された桃山時代の蒔絵。黒漆と金の装飾が華麗な世界をつくる。
臥龍廊
開山堂から霊屋へ続く渡廊。池の上を龍が伏せるように伸び、境内の高低差を生かした建築となっている。
傘亭と時雨亭
桃山時代の茶室で、ともに重要文化財。傘亭は屋根裏の構造が開いた傘を思わせ、時雨亭は二階建ての珍しい茶室である。
観月台
庭園の偃月池に設けられた重要文化財の建物。秀吉遺愛と伝わり、月を眺めるための場所として知られる。

出典:高台寺 高台寺の歴史、京都市公式 京都観光Navi 高台寺

季節の見どころ

春
方丈前の波心庭に咲く枝垂れ桜が見どころ。春期には夜間特別拝観が行われる。
夏
夏期の夜間特別拝観が行われる年がある。
秋
臥龍池周辺の紅葉が見どころ。秋の夜間特別拝観も行われる。
冬
通常拝観で霊屋や開山堂などを見学できる。

行く前に知っておくこと

  • 2026年4月1日から拝観料金が改定されている。
  • 夜間特別拝観期間は22:00閉門で、通常の閉門時刻と異なる。
  • 法要の日には方丈に入堂できない場合があるが、他の堂宇は拝観できる場合がある。
  • 小学生以下は保護者同伴で拝観料が免除されるが、児童5人につき1人以上の保護責任者が必要。
  • 11月の17:00以降は、小学生の校外学習・修学旅行での受け入れが行われない。

近くでいまやっている催し

  • 祭り・地域の催し

    秋の夜間特別拝観〈ライトアップ〉【高台寺】

    高台寺(祇園四条駅)

    10/23(金)〜12/13(日) 17:00〜22:00

    大人800円、中高生400円

    北政所ねねが建立した高台寺で、庭園の紅葉をライトアップ。方丈前庭ではプロジェクションマッピングも行われる。21時30分最終受付。

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  • 祭り・地域の催し

    知恩院 秋のライトアップ2026

    知恩院(東山駅)

    11/17(火)〜12/6(日) 17:30〜21:30

    大人800円、小中学生400円

    浄土宗総本山の三門、友禅苑、御影堂などをライトアップ。2026年は三門楼上の回廊を公開。21時受付終了。

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  • 祭り・地域の催し

    秋の夜間特別拝観

    清水寺(清水五条駅)

    11/21(土)〜11/30(月) 17:30〜21:30

    500円

    国宝の本堂と錦雲峡の紅葉を照らす秋の夜間特別拝観。21時受付終了、21時30分閉門。

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  • 美術展・アート展

    ジュエリーは、誰を夢みる

    京都国立近代美術館(東山駅)

    10/24(土)〜1/17(日) 10:00〜18:00

    一般2,000円、大学生1,300円、高校生600円、中学生以下無料

    金曜日は20:00まで開館。前売・夜間割引があり、ジュエリーを身に着けて当日券を購入する場合は100円割引がある。

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  • 美術展・アート展

    特別展 源氏物語 王朝のかがやき

    京都国立博物館 平成知新館(七条駅)

    10/6(火)〜11/29(日) 09:00〜17:30

    一般2,200円、大学生1,200円、高校生700円、中学生以下無料

    金曜日は20:00まで開館。主な展示替は11月3日。国宝「源氏物語絵巻」は展示場面によって公開期間が異なる。

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  • 美術展・アート展

    新春特集展示 ひつじづくし―干支を愛でる―

    京都国立博物館 平成知新館2F-2(七条駅)

    12/22(火)〜2/7(日) 09:30〜17:00

    一般700円、大学生350円、高校生以下・満18歳未満・満70歳以上無料

    2027年の干支である羊に関する文化財を紹介。金曜日は20:00まで開館。同じ観覧券で当日の平成知新館の全展示を鑑賞できる。

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よくある質問

高台寺はどんな所?
高台寺は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが、亡き夫を弔うために開いた寺である。境内の霊屋には秀吉とねねの木像が安置され、ねね自身もその床下に眠っている。蒔絵で飾られた霊屋、池を渡る臥龍廊、桃山時代の茶室が、戦国から江戸へ移る時代の美意識を伝える。
高台寺の拝観・開館時間は?
通常9:00〜17:30、受付終了17:00。夜間特別拝観期間は22:00閉門、21:30受付終了
高台寺の休みは?
無休。ただし法要等による一部堂宇の入堂制限あり
高台寺の料金は?
大人800円、中高生400円、30名以上の団体700円。小学生以下は保護者同伴で免除。高台寺・圓徳院共通拝観券は大人1,200円
高台寺の行き方は?
京阪本線「祇園四条」駅から徒歩約15分。市バス「東山安井」下車、徒歩約7分

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