
京都の展示
新春特集展示 ひつじづくし―干支を愛でる―
2027年の干支である羊に関する文化財を紹介。金曜日は20:00まで開館。同じ観覧券で当日の平成知新館の全展示を鑑賞できる。
- 会期
- 12/22(火)〜2/7(日)
- 時間
- 09:30〜17:00
- 会場
- 京都国立博物館 平成知新館2F-2
- 住所
- 京都府京都市東山区茶屋町527
- 最寄り駅
- 七条駅
- 料金
- 一般700円、大学生350円、高校生以下・満18歳未満・満70歳以上無料
どんな催し?
2027年の干支は羊。その羊を主役に、日本や東アジアの文化財を集める新春の特集展示である。日本では身近に飼育される機会の少ない動物でありながら、十二支のひとつとして古くから美術や工芸に登場してきた。展示には「八卦十二支文鏡」、奥田頴川の「赤絵十二支四神鏡文皿」、重要文化財「十二類絵巻」などが含まれる。韓国・慶州の十二支像を写した拓本や、石造の羊も紹介する。羊という共通の題材を通して、地域や時代によって異なる動物表現を比較できる。
見どころ
- 重要文化財「十二類絵巻」に登場する十二支の表現。
- 奥田頴川作「赤絵十二支四神鏡文皿」の意匠。
- 「緑釉羊房」や石造の羊など、珍しい羊の造形。
- 韓国・慶州の「未像拓本」で東アジアの十二支文化を知る。
- こんな人に
- 干支や動物の美術に関心がある人。日本のお正月文化を知りたい旅行者や家族連れにも。
行く前に知っておくこと
- 展示作品と公開期間は変更される場合がある。
- 「倣梁楷黄初平図」は1月17日までの展示予定。
- 大学生は学生証、無料対象者は年齢が分かる証明書などを提示する。
- 一部の作品は有料の館内音声ガイドに対応する。
なぜ日本の十二支には、身近でない羊が入っているのか
2027年の干支は羊である。日本では羊毛を使った衣服は身近だが、羊そのものを見る機会は多くない。京都国立博物館の展示解説でも、日本では広大な牧用地を確保しにくく、北海道以外ではなじみの薄い動物だと説明されている。それでも羊は、十二支のひとつとして日本の文化財に登場してきた。
中国やヨーロッパでは、羊は一般的な家畜として人々の生活に関わってきた。日本では日常的な動物としての姿だけでなく、十二支の意匠や美術表現を通してその存在を知ることができる。こうした生活環境の違いは、羊を題材にした造形を考える際の興味深い視点となる。
展示作品には「八卦十二支文鏡」や「赤絵十二支四神鏡文皿」のように、十二支のひとつとして羊が扱われるものがある。また「緑釉羊房」や「石羊」のように、羊自体の姿を造形した文化財もある。重要文化財「十二類絵巻」では、十二支の動物たちが絵巻という形式に登場する。
さらに韓国・慶州の金庾信墓に関わる「未像拓本」も紹介される。日本と朝鮮半島の十二支文化を、異なる素材と技法から眺められる構成だ。毎年の干支を単なる新年の記号ではなく、歴史を持つ造形のテーマとして見る機会になる。だから、日本の工芸品と朝鮮半島の十二支像で、羊がどのように表現されているかを見てほしい。
昔、京都国立博物館の土地には何があった?
京都国立博物館の敷地は、明治時代に突然文化施設になった土地ではない。博物館の公式沿革によれば、この場所は「七条御料」と呼ばれ、旧恭明宮址にあたる。京都が近代化を進めるなか、歴史的な皇室ゆかりの土地が、文化財を保存して公開するための場所に選ばれた。1889年には帝国京都博物館の設置が制度上定められ、1890年にこの敷地が決定した。
1892年に始まった陳列館の建設を手がけたのは、建築家の片山東熊。1895年に建物が完成し、1897年に公開展示が始まった。現在も残る赤煉瓦と石材を用いた建物は、京都の古美術を守るために造られた明治の洋風建築である。古都の文化財を展示するために、西洋由来の建築様式が選ばれたところに、明治という時代の特徴がよく表れている。
だから京都国立博物館を歩くときは、展示室の文化財だけでなく、旧本館の外観と正門もじっくり見てほしい。京都の歴史を守るという仕事が、明治の近代建築によって始まったことを実感できる場所なのだ。
よくある質問
- 新春特集展示 ひつじづくし―干支を愛でる―はどんな催し?
- 2027年の干支は羊。その羊を主役に、日本や東アジアの文化財を集める新春の特集展示である。日本では身近に飼育される機会の少ない動物でありながら、十二支のひとつとして古くから美術や工芸に登場してきた。展示には「八卦十二支文鏡」、奥田頴川の「赤絵十二支四神鏡文皿」、重要文化財「十二類絵巻」などが含まれる。韓国・慶州の十二支像を写した拓本や、石造の羊も紹介する。羊という共通の題材を通して、地域や時代によって異なる動物表現を比較できる。
- 新春特集展示 ひつじづくし―干支を愛でる―はいつ?
- 2026年12月22日から2027年2月7日までです。
- 新春特集展示 ひつじづくし―干支を愛でる―は何時から何時まで?
- 09:30から17:00までです。
- 新春特集展示 ひつじづくし―干支を愛でる―の料金は?
- 一般700円、大学生350円、高校生以下・満18歳未満・満70歳以上無料。
- 新春特集展示 ひつじづくし―干支を愛でる―の会場と最寄り駅は?
- 京都国立博物館 平成知新館2F-2(京都府京都市東山区茶屋町527)。最寄り駅は七条駅です。




