京都の名所・二条城・御所
元離宮二条城ガイド

徳川幕府の始まりと終わりを、一つの城で見ることができる。1603年に徳川家康が築いた二条城では、1867年、十五代将軍徳川慶喜が大政奉還の意思を表明した。国宝の二の丸御殿には、将軍の権威を示す狩野派の障壁画と豪華な書院造が残る。
キョウチカの見立て
東大手門から唐門、二の丸御殿、二の丸庭園、本丸へと進むと、徳川家の権威と幕末の転換を順番にたどれる。二の丸御殿を含めて1時間半〜2時間ほど、本丸御殿まで見る場合は予約時間を軸に余裕を持って回りたい。
拝観・行き方
- 拝観・開館時間
- 開城8:45〜16:00、閉城17:00。二の丸御殿受付8:45〜16:10。本丸御殿受付9:30〜16:00
- 休み
- 休城日12月29日〜31日。二の丸御殿は1月・7月・8月・12月の火曜日、12月26日〜28日、1月1日〜3日が観覧休止。火曜日が休日の場合は開殿し、翌日に休止。本丸御殿は毎月第3月曜日とその翌日、12月26日〜28日、1月1日〜3日が観覧休止。休日に当たる場合は公開
- 料金
- 入城券:一般800円、中高生400円、小学生300円。入城券+二の丸御殿観覧券:一般1,300円、中高生400円、小学生300円。本丸御殿観覧券:一般1,000円、中高生300円、小学生200円、別途入城券が必要。展示収蔵館100円、別途入城券が必要
- 予約
- 通常入城は予約不要。本丸御殿は事前予約制で、来城日の30日前から日時指定WEBチケットを販売
- 行き方
- 地下鉄東西線二条城前駅からすぐ。市バス二条城前下車すぐ
- 住所
- 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
- 最寄り駅
- 二条城前駅
2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。
出典:二条城公式・開城時間と休城日、二条城公式・料金、二条城公式・チケット、京都観光Navi・元離宮二条城
二条城は、なぜ江戸ではなく京都に造られたのか?
1603年、徳川家康は京都御所を守護し、将軍が京都へ上洛した際の宿泊所とするために二条城を築いた。城といっても戦うための要塞というだけではない。天皇のいる京都で、徳川将軍の権威を示す政治的な舞台だった。二の丸御殿には遠侍、式台、大広間、黒書院、白書院などが連なり、訪問者の身分や用件に応じて異なる空間が用意された。
1626年、三代将軍家光の時代には後水尾天皇の行幸に合わせて城が大改修された。二の丸御殿には狩野探幽らによる障壁画が加えられ、二の丸庭園も整えられた。ところが1750年には落雷で天守が焼失し、1788年には天明の大火で本丸御殿が焼けた。現在の本丸御殿は、明治時代に京都御所の北側から移された旧桂宮御殿を利用している。
そして1867年、十五代将軍徳川慶喜は二の丸御殿大広間で大政奉還の意思を表明した。将軍の威光を示した城が、幕府の終焉を告げる舞台になったのである。1884年には皇室の離宮となり、1939年に京都市へ下賜され、翌年から一般公開された。「元離宮」という名前はこの歴史に由来する。だから二の丸御殿を歩くときは、大広間の空間と将軍の座る位置を見てほしい。
昔、このあたりは何だった?
二条城が築かれる以前、この一帯は平安京の重要な場所だった。現在の城域の北西部は平安宮の南東隅に重なり、北東部には冷泉院の跡、南西部には神泉苑の跡が含まれる。神泉苑は平安時代に天皇が宴遊する庭園として造営された場所である。家康が城を築いた土地は、古い都の宮殿や庭園の歴史が積み重なる一角だった。
江戸初期の築城によって町の姿は大きく変わった。家光の時代には城域が西へ拡張され、二重の堀を持つ現在の規模となった。明治には二条離宮として使われ、1915年には大正天皇の即位の大典に合わせて施設も造られた。現在の清流園は1965年の造成であり、城内には江戸時代だけでなく近代の記憶も残る。だから城を一周するときは、本丸の石垣だけでなく、平安宮跡と重なる北西側の土地にも目を向けてほしい。
意外と知られていない見どころ
- 本丸櫓門
- 1626年の本丸改修に由来する門。1788年の天明の大火でも焼失せず、当時の本丸の姿を伝える貴重な建物である。
- 二の丸庭園の三つの島
- 池の中には蓬莱島、鶴島、亀島が配される。後水尾天皇の行幸に備え、複数の御殿から眺められるよう構成された庭である。
- 旧桂宮御殿
- 現在の本丸御殿は、京都御所の北側にあった桂宮家の御殿を明治時代に移築したもの。江戸城郭の内部に宮家の建築が残る。
- 二条城障壁画 展示収蔵館
- 二の丸御殿の障壁画原画を保存・公開する施設。御殿内の建築と、実物の絵画作品を別々の視点から理解できる。
- 清流園
- 1965年に造成された庭園。角倉家の屋敷跡から移した和楽庵と香雲亭を配し、二条城が近代以降も変化してきたことを伝える。
出典:京都市公式・二条城、京都市公式・世界遺産二条城の概要、京都観光Navi・元離宮二条城
季節の見どころ
- 春
- サトザクラやシダレザクラなど約50品種、約300本の桜が咲く。春には二条城桜まつりやライトアップが行われる
- 夏
- 2026年7月15日〜9月27日には二の丸御殿大広間三の間への特別入室や障壁画解説などの夏の特別事業を開催
- 秋
- 2026年10月23日〜12月6日に二条城まつりを開催。10月23日〜12月5日は夜間ライトアップを実施
- 冬
- 年末の12月29日〜31日は休城。二の丸御殿は12月26日〜28日と1月1日〜3日も観覧休止
行く前に知っておくこと
- 二の丸御殿と本丸御殿の内部は写真撮影禁止。
- 本丸御殿は日時指定の事前予約制で、入城券とは別に観覧券が必要。
- 本丸御殿までは東大手門から徒歩15〜20分ほどかかるため、予約時刻に余裕を持つ必要がある。
- 城内は原則として飲食禁止で、指定場所を除いて飲食できない。
近くでいまやっている催し
11/4(水)〜1/13(水) 火〜金11:00〜19:00、土日祝11:00〜18:00
ロッテルダムのStudio SpassとTeam Thursdayによるグラフィックデザイン展。
くわしく見る →
よくある質問
- 元離宮二条城はどんな所?
- 徳川幕府の始まりと終わりを、一つの城で見ることができる。1603年に徳川家康が築いた二条城では、1867年、十五代将軍徳川慶喜が大政奉還の意思を表明した。国宝の二の丸御殿には、将軍の権威を示す狩野派の障壁画と豪華な書院造が残る。
- 元離宮二条城の拝観・開館時間は?
- 開城8:45〜16:00、閉城17:00。二の丸御殿受付8:45〜16:10。本丸御殿受付9:30〜16:00
- 元離宮二条城の休みは?
- 休城日12月29日〜31日。二の丸御殿は1月・7月・8月・12月の火曜日、12月26日〜28日、1月1日〜3日が観覧休止。火曜日が休日の場合は開殿し、翌日に休止。本丸御殿は毎月第3月曜日とその翌日、12月26日〜28日、1月1日〜3日が観覧休止。休日に当たる場合は公開
- 元離宮二条城の料金は?
- 入城券:一般800円、中高生400円、小学生300円。入城券+二の丸御殿観覧券:一般1,300円、中高生400円、小学生300円。本丸御殿観覧券:一般1,000円、中高生300円、小学生200円、別途入城券が必要。展示収蔵館100円、別途入城券が必要
- 元離宮二条城の予約は?
- 通常入城は予約不要。本丸御殿は事前予約制で、来城日の30日前から日時指定WEBチケットを販売
- 元離宮二条城の行き方は?
- 地下鉄東西線二条城前駅からすぐ。市バス二条城前下車すぐ

