京都の博物館・岡崎・左京
京都伝統産業ミュージアムガイド

京都伝統産業ミュージアムは、西陣織や京友禅から京焼・清水焼、京漆器、京扇子まで、京都市の伝統産業74品目を紹介する博物館である。完成した作品だけでなく素材や道具、制作工程の映像を展示し、職人の技がどのように暮らしを支えてきたかを知ることができる。岡崎の京都市勧業館みやこめっせ地下1階にある。
キョウチカの見立て
最初に74CRAFTS WALLで京都の伝統産業全体を見渡し、その後に西陣織や京友禅など興味のある品目を詳しく見るのがよい。見学は45〜90分程度を目安にし、開催日が合えば職人の実演やワークショップも組み合わせたい。近くの平安神宮、京都市京セラ美術館、琵琶湖疏水と合わせて岡崎を散策できる。
拝観・行き方
- 拝観・開館時間
- 10:00〜18:00、入館受付終了17:30
- 休み
- 不定休。公式サイトの開館カレンダーで案内
- 料金
- 一般(大学生を含む)500円、小・中・高校生および高等専門学校生400円。20名以上の団体は一般400円、学生300円。未就学児無料。和装の方は無料
- 予約
- 通常の常設展示観覧について予約の案内なし。ワークショップは各プログラムの案内を確認
- 行き方
- 地下鉄東西線「東山」駅1番出口から徒歩約10分
- 体験時間
- ワークショップは開催内容により異なる
- 住所
- 京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 京都市勧業館みやこめっせ地下1階
- 最寄り駅
- 東山駅
2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。
出典:京都伝統産業ミュージアム 利用案内、京都伝統産業ミュージアム 常設展示、京都市公式 京都伝統産業ミュージアム、京都府観光連盟 京都伝統産業ミュージアム
京都には、なぜこれほど多くの伝統産業が集まったのか?
京都は794年の平安遷都以降、長く政治と文化の中心地だった。天皇や貴族の装束を作る織物、寺社に用いる仏具や漆器、宮廷で使われる調度品など、高度な工芸技術を必要とする仕事が集まった。職人たちは時代の求めに応じて技法を磨き、後世には武家や町人の暮らしにも製品を広げていった。
京都伝統産業ミュージアムは、こうした産業を個別の名産品としてではなく、京都のものづくり全体として紹介する施設である。常設展示では京都市の伝統産業74品目を一堂に集め、西陣織や京友禅などの染織品から陶芸、金属、木工、食文化に至るまでを扱う。製造工程の映像や道具の紹介もあり、何が作られるかだけでなく、どのように作られるかを理解できる。
展示には『74CRAFTS WALL』という大きな壁面展示と、制作工程や素材を詳しく紹介する『74CRAFTS EXHIBITION』がある。伝統産業は古い品物を保存するだけの文化ではなく、技術を使い続けることで継承される。館内では実演やワークショップも行われ、作り手と見る人が出会う場所になっている。だから着物だけを見て終わらず、74品目の中で同じ素材や技術が別の製品に使われているところを見てほしい。
昔、このあたりは何だった?
現在の岡崎は、美術館や文化施設が集まる京都を代表する文化地区である。平安時代にはこの一帯に六勝寺と呼ばれる寺院群が建てられ、白河天皇や鳥羽天皇ら院政期の政治と宗教に関わる重要な場所だった。巨大な寺院の堂塔が並んだ土地は、その後の戦乱や都市の変化によって姿を変えていった。
明治時代には琵琶湖疏水が整備され、岡崎は京都の産業と文化を発信する場所へ生まれ変わった。明治28年(1895)には第4回内国勧業博覧会がこの地域で開催され、京都の工芸や産業が紹介された。現在のみやこめっせも、こうした岡崎の産業振興の歴史につながる施設である。だから博物館を訪れたら、外に出て岡崎の文化施設と疏水がつくる町の景観を見てほしい。
意外と知られていない見どころ
- 74CRAFTS WALL
- 京都市の伝統産業74品目が並ぶ壁面展示。タッチパネルで各産業の説明や制作工程の映像を見ることができる。
- 74CRAFTS EXHIBITION
- 作品だけでなく素材や道具、製造工程を紹介するエリア。完成品になる前のものづくりの過程が分かる。
- 京鹿の子絞と京友禅
- 同じ染織品でも異なる技法を比較できる。布を括って染める絞りと、模様を染め分ける友禅の違いが分かる。
- 職人の制作実演
- 伝統工芸の作り手による実演が行われる。展示品がどのような道具と手作業で生まれるかを間近で知る機会となる。
- ミュージアムショップ
- 伝統産業の技術を使った商品を販売。保存される文化財とは違い、現在の暮らしで使われる京都の工芸品を見られる。
出典:京都伝統産業ミュージアム 常設展示、京都伝統産業ミュージアム 公式サイト
行く前に知っておくこと
- 和装で来館した人は観覧料が無料となる。
- 京都市内在住または通学の小・中・高校生は、証明できるものの提示で無料となる。
- 京都市内在住の70歳以上の方も、証明できるものの提示で無料となる。
- 京都市京セラ美術館、京都国立近代美術館、京都市動物園、細見美術館の当日使用した観覧券などを提示すると、入館料が100円引きになる。
- 職人実演やワークショップの実施内容は公式サイトのイベント案内で確認する必要がある。
近くでいまやっている催し
10/3(土)〜12/6(日) 10:00〜18:00
スタジオジブリ作品を通じて禅の思想に触れる体感型展覧会。10月31日から予約優先制。11月1日以降、一部を除く土日祝日は9:00開館。
くわしく見る →
よくある質問
- 京都伝統産業ミュージアムはどんな所?
- 京都伝統産業ミュージアムは、西陣織や京友禅から京焼・清水焼、京漆器、京扇子まで、京都市の伝統産業74品目を紹介する博物館である。完成した作品だけでなく素材や道具、制作工程の映像を展示し、職人の技がどのように暮らしを支えてきたかを知ることができる。岡崎の京都市勧業館みやこめっせ地下1階にある。
- 京都伝統産業ミュージアムの拝観・開館時間は?
- 10:00〜18:00、入館受付終了17:30
- 京都伝統産業ミュージアムの休みは?
- 不定休。公式サイトの開館カレンダーで案内
- 京都伝統産業ミュージアムの料金は?
- 一般(大学生を含む)500円、小・中・高校生および高等専門学校生400円。20名以上の団体は一般400円、学生300円。未就学児無料。和装の方は無料
- 京都伝統産業ミュージアムの予約は?
- 通常の常設展示観覧について予約の案内なし。ワークショップは各プログラムの案内を確認
- 京都伝統産業ミュージアムの行き方は?
- 地下鉄東西線「東山」駅1番出口から徒歩約10分
- 京都伝統産業ミュージアムの体験時間は?
- ワークショップは開催内容により異なる




