京都の寺・東山・祇園
清水寺ガイド

清水の舞台よりも先に、この寺には一本の滝があった。778年、僧の賢心が音羽山で見つけた清泉が寺の名の由来となり、坂上田村麻呂の協力によって観音霊場へと育った。現在の本堂をはじめとする主要な堂塔の多くは、1633年に再建されたものである。
キョウチカの見立て
仁王門から三重塔、本堂の舞台、奥の院、音羽の瀧へと巡り、千体石仏群にも目を向ける順路がよい。境内は1〜1時間半ほどを見込み、参拝後は清水坂から産寧坂・二寧坂へ下ると、寺と門前町を一続きで楽しめる。
拝観・行き方
- 拝観・開館時間
- 2026年:1月1日〜3月26日、4月6日〜6月30日、9月1日〜11月20日、12月1日〜31日は6:00〜18:00。7月1日〜8月13日、8月17日〜31日は6:00〜18:30。春・夏・秋の夜間特別拝観期間は21:30閉門、21:00受付終了
- 休み
- 無休
- 料金
- 大人500円、小・中学生200円
- 行き方
- 京阪清水五条駅から徒歩約25分。市バス五条坂または清水道から徒歩約10分
- 住所
- 京都府京都市東山区清水1丁目294
- 最寄り駅
- 清水五条駅
2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。
出典:清水寺公式・交通と拝観時間、西国三十三所公式・第十六番清水寺、清水寺・位置情報
清水寺は、なぜ山の中腹に建てられたのか?
清水寺の始まりは、京都が都になるより前の778年にさかのぼる。寺に伝わる『清水寺縁起』によれば、奈良で修行していた僧・賢心は夢のお告げに従って北へ向かい、音羽山で清らかな滝にたどり着いた。滝のそばには行叡居士という老仙人がおり、観音像を造るための霊木を賢心に託したという。これが音羽の瀧を中心とする観音信仰の出発点である。
その後、鹿狩りで山を訪れた武人・坂上田村麻呂が賢心と出会った。田村麻呂はその教えに帰依し、妻の三善高子とともに寺院建立に協力したと伝わる。寺の名は音羽の瀧の清らかな水に由来する。後に賢心は延鎮と名を改めた。征夷大将軍として知られる田村麻呂と山岳修行の僧との出会いが、京都を代表する観音霊場の物語となった。
寺は創建以来、十度を超える大火に遭った。現在の伽藍の大部分は1633年の再建で、国宝の本堂には山の斜面から張り出す舞台がある。1994年には世界文化遺産に登録された。大きな建築に目を奪われがちだが、この寺が生まれた理由は山から湧く水にある。だから舞台を眺めたあとには、創建の原点である音羽の瀧を見てほしい。
昔、このあたりは何だった?
清水寺のある音羽山は、平安京の中心部とは異なる、山岳修行と観音信仰の場所であった。寺の開創は778年で、794年の平安京遷都より古い。最初から観光客を迎える大寺院だったわけではない。賢心が滝のほとりに草庵を結び、修行する場所だったと伝えられる。やがて山の霊場は庶民にも開かれ、古い史書や文学にも清水寺への参詣を楽しむ人々の姿が描かれるようになった。
中世には戦乱の被害も受けた。仁王門は1469年に焼失して1500年前後に再建され、寺全体も繰り返し復興された。さらに明治の廃仏毀釈の際、京都の町々で祀られていた石仏の一部が、市民の手によって清水寺へ運び込まれた。境内の千体石仏群は、町の信仰を守ろうとした人々の行動を今に伝える。だから華やかな本堂だけでなく、千体石仏群の一体一体を見てほしい。
意外と知られていない見どころ
- 千体石仏群
- 明治の廃仏毀釈の際、京都の町々から市民が運んできた石仏を含む。小さな仏像には、それぞれ町の人々が守ってきた信仰の歴史がある。
- 子安塔
- 1500年再建の三重塔。子安観音を祀り、古くから安産祈願の信仰を集めてきた。本堂から離れた位置にある重要文化財である。
- 西門
- 1633年再建。西山に沈む夕日を眺め、極楽浄土を思い描く日想観の聖所とされる。門が持つ宗教的な意味にも目を向けたい。
- 鐘楼
- 現在の場所には1607年に再建・移築された。牡丹の懸魚、菊花の蟇股、獏や象の木鼻など、装飾を近くから観察できる。
- 成就院
- 応仁の乱後に清水寺を再興した願阿上人の住房を起源とする。「月の庭」と呼ばれる庭園があり、期間を限って特別公開される。
出典:清水寺公式・境内案内
季節の見どころ
- 春
- 2026年3月27日〜4月5日に春の夜間特別拝観。21:30閉門
- 夏
- 2026年8月14日〜16日に千日詣りと夏の夜間特別拝観。21:30閉門
- 秋
- 2026年11月21日〜30日に秋の夜間特別拝観。紅葉と本堂の舞台を照らす夜の景観を楽しめる
- 冬
- 12月1日〜31日の開門時間は6:00〜18:00
行く前に知っておくこと
- 地図アプリが案内する経路の一部には境内へ入れないものがある。公式案内では清水坂から仁王門へ向かう道、茶わん坂から防災道路へ向かう道の2経路を示している。
- 境内に駐車場はない。公式サイトは公共交通機関の利用を推奨している。
- 夜間特別拝観は年によって日程が変わる。
- 成就院庭園と宝蔵殿は通常の拝観順路で常時公開される施設ではない。
近くでいまやっている催し
10/23(金)〜12/13(日) 17:00〜22:00
北政所ねねが建立した高台寺で、庭園の紅葉をライトアップ。方丈前庭ではプロジェクションマッピングも行われる。21時30分最終受付。
くわしく見る →
よくある質問
- 清水寺はどんな所?
- 清水の舞台よりも先に、この寺には一本の滝があった。778年、僧の賢心が音羽山で見つけた清泉が寺の名の由来となり、坂上田村麻呂の協力によって観音霊場へと育った。現在の本堂をはじめとする主要な堂塔の多くは、1633年に再建されたものである。
- 清水寺の拝観・開館時間は?
- 2026年:1月1日〜3月26日、4月6日〜6月30日、9月1日〜11月20日、12月1日〜31日は6:00〜18:00。7月1日〜8月13日、8月17日〜31日は6:00〜18:30。春・夏・秋の夜間特別拝観期間は21:30閉門、21:00受付終了
- 清水寺の休みは?
- 無休
- 清水寺の料金は?
- 大人500円、小・中学生200円
- 清水寺の行き方は?
- 京阪清水五条駅から徒歩約25分。市バス五条坂または清水道から徒歩約10分



