京都の神社・西陣・北野
北野天満宮ガイド

北野天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真を祀る、全国の天満宮・天神社の総本社である。創建は天暦元年(947)。梅の名所として知られる一方、境内には豊臣秀吉が築いた土塁『御土居』も残っている。
キョウチカの見立て
楼門から三光門、御本殿へ進み、時間があれば西側の御土居にも足を延ばしたい。通常参拝は40〜60分、梅苑やもみじ苑の公開時期はさらに時間を見込むとよい。近くの上七軒や大報恩寺と合わせると、西陣・北野の町の歴史がつながる。
拝観・行き方
- 拝観・開館時間
- 開門7:00〜17:00。社務所・授与所9:00〜16:30。御祈祷9:00〜16:00。行事等により開門時間変更あり
- 料金
- 境内参拝無料。梅苑・もみじ苑等の特別公開は別料金
- 行き方
- 京福電車「北野白梅町」駅から徒歩5分。市バス「北野天満宮前」下車
- 住所
- 京都府京都市上京区馬喰町
- 最寄り駅
- 北野白梅町駅
2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。
出典:北野天満宮 参拝時間・アクセス、北野天満宮 公式サイト、北野天満宮 FAQ、北野天満宮 境内のご案内
なぜ菅原道真は、亡くなった後に神様になったのか?
菅原道真は平安時代の学者・政治家であり、現在は学問の神様として広く知られる。道真は政争によって大宰府へ左遷され、延喜3年(903)に亡くなった。その後、京都では落雷などの災害が相次ぎ、人々はこれを道真の霊の怒りと結びつけて考えるようになった。神として丁重に祀ることが、その怒りを鎮める道だと信じられたのである。
天暦元年(947)、神託を受けた人々によって北野の地に道真が祀られた。その後、藤原氏が社殿を整え、永延元年(987)には一条天皇から『北野天満大自在天神』の神号を受けた。寛弘元年(1004)には一条天皇自身が参詣するなど、朝廷の崇敬を集める神社となっていく。畏れられた霊は、やがて人々を守る天神として信仰されるようになった。
現在の御本殿は桃山時代の建築様式を伝える国宝である。楼門と御本殿の間には、日・月・星を意味する三光門が建つ。星の彫刻だけが見られないとされ、かつて都の大極殿から北野を望むと門の上に北極星が輝いたという伝説がある。だから参拝では御本殿だけでなく、三光門の彫刻を見てほしい。
昔、このあたりは何だった?
北野は、菅原道真が祀られるより前から特別な意味を持つ土地だった。平安京の大極殿から見て北西にあたる『天門』の方角に位置し、都を守護する重要な場所と考えられていた。ここには天神地祇を祀る地主神社があり、天皇の代替わりに行われる大嘗祭に関わる清めの儀式や、神への供え物を準備する施設が設けられたとされる。
戦国時代の終わりには、豊臣秀吉が京都の市街を囲む土塁『御土居』を築いた。天正19年(1591)のこの土木事業の遺構が、北野天満宮の西側、紙屋川沿いに残されている。今は紅葉を楽しむ庭園として親しまれる場所も、かつては京都の都市構造を形づくる境界の一部だった。だから境内西側を歩くときは、もみじの下に残る御土居の地形を見てほしい。
意外と知られていない見どころ
- 星欠けの三光門
- 日・月・星を表す三光門なのに、星の彫刻だけが見られないという伝説を持つ。北野天満宮の七不思議の一つ。
- 飛梅
- 道真が愛した梅にまつわる伝説を今に伝える御神木。接ぎ木によって受け継がれてきたという。
- 船出の庭
- 菅原道真の邸宅にあった庭を、北野天神縁起絵巻などを参考に再興した庭園。
- 史跡御土居
- 豊臣秀吉が築いた京都を囲む土塁の一部。上から見下ろす紅葉と下から見上げる紅葉の両方を楽しめる。
- 宝物殿
- 国宝『北野天神縁起絵巻・承久本』をはじめ、皇室や武家などから奉納された文化財を収蔵する。公開日は限定される。
出典:北野天満宮 国宝 御本殿、北野天満宮 境内のご案内、北野天満宮 FAQ
季節の見どころ
- 春
- 梅苑『花の庭』では梅が咲く。公式FAQでは、早咲きから遅咲きまでが重なる2月下旬〜3月上旬を最も見頃となる時期としている。
- 夏
- 御土居の青もみじが見どころとなる。
- 秋
- 史跡御土居のもみじ苑が公開される。2026年は10月31日〜12月6日、夜間ライトアップは11月13日〜12月6日と案内されている。
- 冬
- 梅の季節が近づき、品種によって早咲きの花が見られる。
行く前に知っておくこと
- 三光門は通常の閉門時間より30分早く閉まり、その後は中庭で参拝できない。
- 宝物殿は毎日公開ではなく、毎月25日とその他の期間限定で開館する。
- 毎月25日は天神市が行われるが、天候や事情によって露店の出店状況が変わる。
- 毎月25日は境内駐車場を利用できない。
- もみじ苑では三脚を使った写真撮影を控えるよう案内されている。
近くでいまやっている催し
11/13(金)〜12/6(日) 日没〜20:00(受付は19:40まで)
豊臣秀吉が築いた御土居に約350本の紅葉が広がる。ライトアップは日没から20時まで、19時40分受付終了。北野大茶湯ゆかりのお菓子付き。
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よくある質問
- 北野天満宮はどんな所?
- 北野天満宮は、学問の神様として知られる菅原道真を祀る、全国の天満宮・天神社の総本社である。創建は天暦元年(947)。梅の名所として知られる一方、境内には豊臣秀吉が築いた土塁『御土居』も残っている。
- 北野天満宮の拝観・開館時間は?
- 開門7:00〜17:00。社務所・授与所9:00〜16:30。御祈祷9:00〜16:00。行事等により開門時間変更あり
- 北野天満宮の料金は?
- 境内参拝無料。梅苑・もみじ苑等の特別公開は別料金
- 北野天満宮の行き方は?
- 京福電車「北野白梅町」駅から徒歩5分。市バス「北野天満宮前」下車
