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相国寺ガイド

相国寺
写真:イメージ(Wikimedia Commons。出典はこのサイトについて)

相国寺は、金閣寺と銀閣寺を山外塔頭として擁する臨済宗相国寺派の大本山である。足利義満が創建した室町幕府ゆかりの寺で、現存する日本最古の法堂には狩野光信の『鳴き龍』が描かれている。かつては境内に七層の巨大な宝塔が建ち、禅宗行政の中心でもあった。

キョウチカの見立て

まず境内を歩いて伽藍の配置を把握し、特別拝観期間なら法堂、方丈、開山堂を順に見るとよい。境内散策は30分程度、特別拝観を含めるなら60〜90分を見込みたい。京都御苑や同志社大学周辺の散策と組み合わせると、室町時代から近代までの土地の変化が分かる。

拝観・行き方

拝観・開館時間
境内は自由参拝。2026年秋の特別拝観は9月26日〜12月15日、10:00〜16:30、受付終了16:00
休み
2026年秋の特別拝観は10月18日〜21日休止。法要等による変更あり
料金
境内参拝無料。特別拝観は大人1,000円、小・中・高校生500円。承天閣美術館は別料金
予約
15名以上の団体特別拝観は事前申込みが必要
行き方
地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩約8分。京阪本線「出町柳」駅から徒歩約20分
住所
京都府京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
最寄り駅
今出川駅

2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。

出典:相国寺 秋の特別拝観、相国寺 よくある質問、京都府観光連盟 相国寺

ポチ吉のうんちく

金閣寺と銀閣寺の本山は、なぜ京都御所の北にあるのか?

相国寺は室町幕府三代将軍・足利義満の発願で建てられ、明徳3年(1392)に完成した。正式名称は萬年山相國承天禅寺である。寺名の『相国』は国政を助ける高官を意味し、左大臣だった義満の地位とも結びついている。開山には禅僧・夢窓疎石を迎えたが、夢窓はすでに亡くなっており、その法系を受け継ぐ僧侶たちが寺を支えた。

相国寺は京都五山の第二位に列せられ、境内には禅宗寺院を統括する僧録司が置かれた。創建当初は広大な寺域を持ち、多数の塔頭が並んでいた。義満が北山に築いた金閣寺と、八代将軍義政が東山に築いた銀閣寺は、現在も相国寺の山外塔頭にあたる。離れた三寺が一つの宗教組織につながっているのである。

相国寺は火災による焼失と再建を繰り返した。現在の法堂は慶長10年(1605)、豊臣秀頼の寄進で再建されたもので、現存する日本最古の法堂である。天井には狩野光信の蟠龍図が描かれ、特定の場所で手を打つと反響することから『鳴き龍』と呼ばれる。だから特別拝観では、法堂の中央で天井を見上げてほしい。

出典:相国寺について、相国寺 境内案内、京都市公式 京都観光Navi 相国寺

昔、このあたりは

昔、このあたりは何だった?

現在の京都御所の北に広がる相国寺の土地には、かつて出雲寺、神宮寺、安聖寺などの寺院が存在した。足利義満が相国寺を建てると、室町幕府を支える宗教的な中心地へと変わった。創建時の寺域は現在よりはるかに大きく、多数の塔頭や寺院施設が並んでいた。周辺に残る『塔之段』『毘沙門町』という地名は、かつての伽藍の記憶を伝える。

相国寺には七層の宝塔も建てられたが、落雷で焼失した。その後も応仁の乱や天明の大火などで建物を失い、明治維新後には寺域の一部が学校などの敷地となった。現在の相国寺の南には同志社大学が広がるが、その周辺にもかつては寺院の建物があった。だから今出川を歩くときは、相国寺の門から大学の敷地まで続く土地の広がりを見てほしい。

出典:相国寺について、京都府観光連盟 相国寺

意外と知られていない見どころ

法堂の鳴き龍
狩野光信が描いた直径約9メートルの蟠龍図。堂内の音の反響によって龍が鳴くように聞こえることで知られる。
仏殿を兼ねる法堂
応仁の乱で仏殿が焼失した後、再建されなかったため、現在の法堂は説法の場と本尊を祀る場を兼ねている。
開山堂庭園
夢窓国師の像を祀る開山堂に付属する庭園。特別拝観時に公開され、禅寺の庭園文化に触れられる。
承天閣美術館
相国寺、金閣寺、銀閣寺の寺宝を収蔵・公開する美術館。伊藤若冲や長谷川等伯らの作品を所蔵している。
金閣寺・銀閣寺との関係
京都を代表する二つの寺は、ともに相国寺の山外塔頭である。本山と塔頭の関係を知ると京都の寺院地図が違って見える。

出典:相国寺 境内案内、相国寺について

季節の見どころ

春
2026年は3月25日〜6月2日に法堂・方丈・開山堂の春の特別拝観が行われた。
夏
特別拝観期間外も境内の自由参拝ができる。
秋
2026年は9月26日〜12月15日に秋の特別拝観が行われる。
冬
毎月第2・第4日曜日を基本に維摩会の坐禅が行われるが、年末年始などは休会日がある。

行く前に知っておくこと

  • 法堂・方丈・開山堂の内部は通常非公開で、春と秋の特別拝観期間に公開される。
  • 2026年秋は10月18日〜21日に開山忌法要のため特別拝観が休止された。
  • 特別拝観と承天閣美術館に共通券はない。
  • 特別拝観では現金とおまいりPayによるキャッシュレス決済に対応している。
  • 坐禅会は外国人も参加できるが、英語での対応は行っていない。

近くでいまやっている催し

  • 祭り・地域の催し・インスタ告知

    LOTUS WEEKEND 2026

    浄土宗大本山 清浄華院(出町柳駅)

    11/14(土)〜11/15(日) 10:00〜16:00

    入場無料

    雨天決行。個別企画の料金・参加条件は要確認。

    くわしく見る →

よくある質問

相国寺はどんな所?
相国寺は、金閣寺と銀閣寺を山外塔頭として擁する臨済宗相国寺派の大本山である。足利義満が創建した室町幕府ゆかりの寺で、現存する日本最古の法堂には狩野光信の『鳴き龍』が描かれている。かつては境内に七層の巨大な宝塔が建ち、禅宗行政の中心でもあった。
相国寺の拝観・開館時間は?
境内は自由参拝。2026年秋の特別拝観は9月26日〜12月15日、10:00〜16:30、受付終了16:00
相国寺の休みは?
2026年秋の特別拝観は10月18日〜21日休止。法要等による変更あり
相国寺の料金は?
境内参拝無料。特別拝観は大人1,000円、小・中・高校生500円。承天閣美術館は別料金
相国寺の予約は?
15名以上の団体特別拝観は事前申込みが必要
相国寺の行き方は?
地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩約8分。京阪本線「出町柳」駅から徒歩約20分

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