京都の博物館・烏丸・河原町
京都府京都文化博物館ガイド

三条通に立つ赤れんがの洋館は、もともと1906年に完成した日本銀行京都支店である。現在は京都文化博物館の別館となり、かつて銀行の窓口だった空間で展覧会や音楽会が開かれる。本館では京都の歴史と美術工芸、映画文化を紹介しており、建物そのものも京都の近代史を語る資料となっている。
キョウチカの見立て
総合展示と別館を中心に見るなら1〜1時間半、特別展や映画上映も楽しむならさらに時間を取りたい。先に旧日本銀行の別館を見てから本館の展示へ進むと、京都の近代建築と長い文化史を続けて理解できる。三条通の街歩きと組み合わせやすい。
拝観・行き方
- 開館時間
- 総合展示10:00〜19:30(入場19:00まで)。特別展10:00〜18:00、金曜日は19:30まで(入場は各30分前まで)。別館10:00〜19:30(催事により変更あり)
- 休み
- 月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)、12月28日〜1月3日。展示ごとに別途休室日あり
- 料金
- 総合展示:一般600円、大学生400円、高校生以下無料。20名以上の団体は一般480円、大学生320円。特別展は展覧会ごとに異なる。別館は入場無料(催事によって別料金あり)
- 予約
- 通常の個人観覧について事前予約の案内なし。団体利用は公式の団体利用案内を確認
- 行き方
- 地下鉄烏丸御池駅5番出口から徒歩約3分。阪急烏丸駅16番出口から徒歩約7分。京阪三条駅6番出口から徒歩約15分
- 住所
- 京都府京都市中京区高倉通三条上る東片町623-1
- 最寄り駅
- 烏丸御池駅
2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。
出典:京都文化博物館公式・料金と開館時間、京都文化博物館公式・FAQ、京都文化博物館公式・アクセス、京都府観光連盟・京都文化博物館
日本銀行だった建物は、なぜ京都の博物館になったのか?
京都文化博物館の別館は、建築家・辰野金吾とその弟子の長野宇平治が設計した旧日本銀行京都支店である。1903年に着工し、1906年6月に竣工した。日本銀行京都出張所が同年7月に移転し、1911年には京都支店へ改称された。赤れんがと白い石材を組み合わせた洋風建築は、明治時代の京都が金融と商業の近代化を進めたことを物語る。
日本銀行京都支店は1965年に河原町通二条へ移転した。建物は古代學協會に引き継がれ、1968年には平安博物館として開館した。翌1969年には国の重要文化財に指定され、建築物としての価値も認められた。銀行のために造られた建物が、京都の歴史を紹介する文化施設へと役割を変えたのである。
現在の京都文化博物館は1988年10月に開館し、2011年には展示をリニューアルした。本館では京都の歴史や美術工芸を紹介し、フィルムシアターでは京都府が所蔵する映画を上映する。別館は展覧会や音楽会などに利用され、建物自体も公開されている。近代の金融施設が市民の文化施設となった歴史を知る場所である。だから展示を見る前に、別館の外壁と内部に残る銀行建築の意匠を見てほしい。
昔、三条通はなぜ京都の金融街になった?
三条通は江戸時代まで東海道の西の終点とつながる主要な街道だった。京都へ入る旅人や商人が行き交い、宿や商店が集まった。明治時代になると、その交通と商業の蓄積を背景に銀行などの近代的な建物が建てられた。日本銀行京都出張所は1894年に開設され、1906年に三条高倉の新しい建物へ移った。周辺には明治以降の洋風建築が残り、三条通の近代的な町並みを伝えている。
旧日本銀行京都支店は1965年まで金融機関として使用された。その後は平安博物館となり、1988年の京都文化博物館開館によって新しい本館と結びついた。現在、周辺の三条通には歴史的建築物と現代の商業施設が共存している。ここは伝統的な京都の町家文化と近代の銀行建築が隣り合う場所である。だから博物館を訪ねたら、別館の赤れんがだけでなく、三条通に残る洋風建築の外観を見てほしい。
意外と知られていない見どころ
- 旧日本銀行京都支店
- 辰野金吾と長野宇平治が設計し、1906年に完成した重要文化財。別館は無料で入場でき、明治の銀行建築を間近で見られる。
- フィルムシアター
- 京都府所蔵の古典映画や名作映画を上映する施設。映画も京都の文化史を伝える資料として収集・保存されている。
- ろうじ店舗
- 江戸時代末期の京町家の表構えを再現した商業空間。食事や買い物を楽しみながら、伝統的な京都の町並みを感じられる。
- 別館の銀行建築
- かつて人々がお金を預け、取引した銀行の建物が文化施設として使われている。建物の用途の変化そのものが見どころである。
- 総合展示の京都史
- 京都の歴史、美術工芸、文化に関する資料を展示する。特別展とは異なり、京都という都市そのものを理解する入口になる。
出典:京都文化博物館公式・博物館について、京都文化博物館公式・概要と沿革
季節の見どころ
- 春
- 総合展示、特別展、フィルムシアターなどを利用できる
- 夏
- 総合展示や特別展のほか、屋内で映画上映を楽しめる
- 秋
- 企画展や文化催事が開かれる。2026年秋には寛永文化を紹介する特別展が開催される
- 冬
- 総合展示や別館を見学できる。12月28日〜1月3日は休館
行く前に知っておくこと
- 特別展と総合展示は閉室時間が異なる。
- 総合展示チケットでフィルムシアターも鑑賞できる。
- 特別展チケットには総合展示とフィルムシアターの観覧が含まれる。
- 別館は通常無料だが、イベントによって別途料金が必要な場合がある。
- 車椅子とベビーカーの無料貸し出し、筆談対応、補助犬の同行に対応している。
よくある質問
- 京都府京都文化博物館はどんな所?
- 三条通に立つ赤れんがの洋館は、もともと1906年に完成した日本銀行京都支店である。現在は京都文化博物館の別館となり、かつて銀行の窓口だった空間で展覧会や音楽会が開かれる。本館では京都の歴史と美術工芸、映画文化を紹介しており、建物そのものも京都の近代史を語る資料となっている。
- 京都府京都文化博物館の開館時間は?
- 総合展示10:00〜19:30(入場19:00まで)。特別展10:00〜18:00、金曜日は19:30まで(入場は各30分前まで)。別館10:00〜19:30(催事により変更あり)
- 京都府京都文化博物館の休みは?
- 月曜日(祝日の場合は開館し翌日休館)、12月28日〜1月3日。展示ごとに別途休室日あり
- 京都府京都文化博物館の料金は?
- 総合展示:一般600円、大学生400円、高校生以下無料。20名以上の団体は一般480円、大学生320円。特別展は展覧会ごとに異なる。別館は入場無料(催事によって別料金あり)
- 京都府京都文化博物館の予約は?
- 通常の個人観覧について事前予約の案内なし。団体利用は公式の団体利用案内を確認
- 京都府京都文化博物館の行き方は?
- 地下鉄烏丸御池駅5番出口から徒歩約3分。阪急烏丸駅16番出口から徒歩約7分。京阪三条駅6番出口から徒歩約15分