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賀茂別雷神社(上賀茂神社)ガイド

賀茂別雷神社(上賀茂神社)
写真:イメージ(Wikimedia Commons。出典はこのサイトについて)

上賀茂神社の神は、社殿の中ではなく山に降り立ったと伝わる。御祭神の賀茂別雷大神が降臨した神山を、細殿の前にある二つの立砂が象徴している。677年には賀茂神宮が造営されたと伝えられ、平安京よりも古い信仰を今に残す神社である。

キョウチカの見立て

一ノ鳥居から長い参道を進み、二ノ鳥居をくぐって立砂を眺め、それから楼門へ向かうと、神山の信仰から社殿への流れを自然に感じられる。通常参拝は45分〜1時間ほど、特別参拝が行われている日なら追加の時間を取るとよい。

拝観・行き方

拝観・開館時間
二ノ鳥居内5:30〜17:00、楼門・授与所8:00〜16:45。御祈祷受付9:00〜16:00、特別参拝受付10:00〜16:00
休み
通常参拝は年中無休。特別参拝は時期により休止または時間変更あり
料金
境内通常参拝無料。特別参拝は初穂料1人500円。特別企画期間は変更の場合あり
予約
御祈祷は予約不要
行き方
市バス上賀茂神社前下車すぐ。上賀茂御薗橋下車徒歩約3分。地下鉄北山駅・北大路駅から車で約10分
住所
京都府京都市北区上賀茂本山339
最寄り駅
北山駅

2026-10-28に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式ページで確かめて。

出典:上賀茂神社公式・参拝と御祈祷、上賀茂神社公式・御由緒と御神紋、上賀茂神社公式・境内案内、京都府観光連盟・賀茂別雷神社

ポチ吉のうんちく

上賀茂神社の前には、なぜ二つの砂の山があるのか?

上賀茂神社の正式名称は賀茂別雷神社という。御祭神は賀茂別雷大神で、神社の北北西にある神山に降臨したと伝えられる。社伝では天武天皇6年にあたる677年に山背国によって賀茂神宮が造営され、現在の社殿の基礎が整えられたという。神社の中心には、古代から続く山への信仰がある。

その信仰を視覚的に表すものが、二ノ鳥居の先、細殿前に並ぶ二つの立砂である。立砂は御祭神の降臨した神山をかたどったもので、頂には三本と二本の松葉が挿され、陰と陽の一対を表す。神社の建物は人間が造ったものだが、信仰の根源は背後の自然の山にある。立砂は、その山を神社の中へ象徴的に迎え入れた造形なのである。

794年の平安京遷都後、上賀茂神社は皇城鎮護の神として朝廷から重んじられた。歴代天皇の行幸や奉幣祈願が続き、武家や貴族も参拝した。明治時代には官幣大社の筆頭として位置づけられ、1994年には境内全域が世界文化遺産に登録された。古代の山の信仰が国家の祭祀へと発展した歴史がここにある。だから楼門へ急ぐ前に、細殿の前に並ぶ二つの立砂を見てほしい。

出典:上賀茂神社公式・御由緒と御神紋、上賀茂神社公式・境内案内

昔、このあたりは

昔、このあたりは何だった?

上賀茂神社が建つ京都北部の上賀茂は、平安京の造営以前から賀茂氏の信仰が根づいた土地である。神社の北北西には御祭神が降臨したと伝わる神山があり、古代の人々はその山を神聖な場所として崇めた。社伝では677年に賀茂神宮が造営されたとされ、山への信仰が社殿を備えた祭祀の場へと発展していった。

平安京への遷都後は、都を守る皇城鎮護の神社として朝廷から厚い信仰を受けた。歴代の天皇や貴族、武家が参拝し、賀茂祭は宮廷の重要な祭祀となった。明治時代以降も特別な社格を持ち、広い境内と数多くの社殿が守られてきた。現在の神域には川が流れ、神山を象徴する立砂や二葉葵の意匠も残る。だから境内を歩くときは、社殿の向こうに続く北の山並みと、足元を流れる水を見てほしい。

出典:上賀茂神社公式・御由緒と御神紋、京都府観光連盟・賀茂別雷神社

意外と知られていない見どころ

立砂
細殿前に並ぶ二つの白砂の山。御祭神が降臨した神山を表し、頂に三本と二本の松葉を挿して陰陽の一対を示す。
二葉葵
上賀茂神社の御神紋。社殿の金具にも意匠が見られ、境内北東の杜には実際の二葉葵が群生している。
本殿と権殿
ともに国宝に指定された二つの社殿。境内にはこのほか41棟の重要文化財建造物があり、古い社殿形式を伝えている。
片岡社
片山御子神社とも呼ばれる境内の摂社。大きな本殿だけでなく、周辺に祀られる神々にも信仰が広がっていることが分かる。
ならの小川
境内を流れる小川。石造建築や砂の造形だけではなく、水そのものが神域の景観を形づくっていることを感じられる。

出典:上賀茂神社公式・境内案内、上賀茂神社公式・御由緒と御神紋

季節の見どころ

春
境内に二葉葵が育つ。5月15日には下鴨神社とともに京都の伝統行事である賀茂祭・葵祭が行われる
夏
ならの小川など境内の水辺の景観を楽しめる
秋
境内の木々の色づきと、古い社殿が並ぶ景観を楽しめる
冬
新年の参拝が行われる

行く前に知っておくこと

  • 二ノ鳥居内は5:30から入れるが、楼門と授与所は8:00からである。
  • 本殿・権殿などを案内する特別参拝は通常参拝と異なり初穂料が必要で、期間によって休止・変更される。
  • 神馬「神山号」は日曜・祝日・祭典日の9:30〜15:00ごろに神馬舎へ出るが、体調や天候によって休む場合がある。
  • 白砂の敷かれた場所や段差があるため、境内は全面的なバリアフリーではない。

よくある質問

賀茂別雷神社(上賀茂神社)はどんな所?
上賀茂神社の神は、社殿の中ではなく山に降り立ったと伝わる。御祭神の賀茂別雷大神が降臨した神山を、細殿の前にある二つの立砂が象徴している。677年には賀茂神宮が造営されたと伝えられ、平安京よりも古い信仰を今に残す神社である。
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の拝観・開館時間は?
二ノ鳥居内5:30〜17:00、楼門・授与所8:00〜16:45。御祈祷受付9:00〜16:00、特別参拝受付10:00〜16:00
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の休みは?
通常参拝は年中無休。特別参拝は時期により休止または時間変更あり
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の料金は?
境内通常参拝無料。特別参拝は初穂料1人500円。特別企画期間は変更の場合あり
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の予約は?
御祈祷は予約不要
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の行き方は?
市バス上賀茂神社前下車すぐ。上賀茂御薗橋下車徒歩約3分。地下鉄北山駅・北大路駅から車で約10分

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